スプリンターってどういう馬?

12月のGIレースにスプリンターズステークスというのがあります
が、 スプリンターとはどんな馬なんですか?

スプリンターとは、1200m~1400mの距離を、もっとも得意としている馬のことで、 短距離戦で持てる力を遺憾なく発揮することができる。

ただし、 このタイプは1600mを越すと、 スピードタイプのためかどうしてもスタミナが持たずにほとんどが敗退してしまうようだけど。

体形的には、胴が短くて、 比較的がっしりしていて、 見るからにスピードにものをいわせるタイプといった感じ。

例えば、 スプリンターズステークスを2連覇したサクラバクシンオーはまさに典型的なスプリンター。


ゲートを出るとサッと前に行ける脚があり、 そのあと鞍上がたとえ抑えていっても、他馬とのスピードの違いからすぐに先頭におどり出てしまい、そのままハイスピードで走り続けるタイプの優秀なスプリンターだったといえるね。


しかし、バクシンオーは典型的なスプリンターのために、 やはり1600mになると距離の壁があるのか最後の直線でそのいい脚も鈍ってしまい、 ゴールのところでは他馬に差されてしまい勝つことはできなかったんだ。

ところで、 スプリンターのなかには、 まれにマイルや中距離ぐらいまでこなせるタイプもいるんだ。最優秀スプリンターに選ばれたことものるヤマニンゼファーは、 短距離だけではなく安田記念 (1600m)をはじめとし、天皇賞 秋 (2000m) を勝つなど、 スプリンターと呼ばれながらもある程度の距離をこなしていた。

このような距離への融適性は、それぞれの馬の血統や性格、 そして走り方などによっても違ってくるんだよ。